「フレンチなしあわせのみつけ方」
2008.08.27(Wed)
久しぶりに映画を見ました。ジョニー・デップがフランス映画に出る!ということで、これまた公開当初、いや、製作発表時から、超楽しみにしていた映画なのだが、公開時は劇場へは行けず、その後、CS放映時に友人にダビングしてもらい、そのまま放置していたという・・・・・・・・。(ジョニー&Iさん、本当に失礼しました。)

「フレンチなしあわせのみつけ方」(2004)
ILS SE MARIERENT ET EURENT BEAUCOUP D'ENFANTS
...AND THEY LIVED HAPPILY EVER AFTER

上映時間 100分
製作 2004年 フランス
【宣伝コピー】『男の幻想、女の現実、男と女は永遠にすれ違い』

監督: イヴァン・アタル
製作: クロード・ベリ
製作総指揮: ピエール・グルンステイン
脚本: イヴァン・アタル
撮影: レミー・シェヴラン
音楽: ブラッド・メルドー クリスチャン・シュヴァリエ
出演:
シャルロット・ゲンズブール : ガブリエル
イヴァン・アタル :ヴァンサン
アラン・シャバ :ジョルジュ
エマニュエル・セニエ :ナタリー
アラン・コーエン :フレッド
アヌーク・エーメ :ヴァンサンの母親
クロード・ベリ :ヴァンサンの父親
オーロール・クレマン :愛人の母親
キース・アレン :プールサイドで口説く男
ジョニー・デップ :見知らぬ男

フレンチなしあわせのみつけ方フレンチなしあわせのみつけ方
イヴァン・アタル


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



監督はイヴァン・アタル。キャストは、シャルロット・ゲーンズブール。この二人、実際に夫婦ですが、この映画でも夫婦役で出演しております。この二人、「僕の妻はシャルロット・ゲーンズブール」でもセルフ・パロディみたいな夫婦役で出演しておりました。実際の夫婦が夫婦役を演じるのですから、これ以上のリアリティはないとも言えます。

さて、映画の原題は、「ILS SE MARIERENT ET EURENT BEAUCOUP D'ENFANTS」直訳すると、「彼らは結婚し、たくさんの子供をもうけましたとさ・・・。」(eurentがavoirの単純過去であることすら、もう瞬時にピンとこなくなってきてる・・・。ヤヴァい・・・。) 英語圏だと...AND THEY LIVED HAPPILY EVER AFTER「そして彼らは永遠に幸せに暮らしましたとさ ・・・。」となっております。映画の内容を見れば、この原題には、シニカルな笑いが含まれていることが一目瞭然。なので「フレンチなしあわせの見つけ方」という、いかにもラブラブハッピーで可愛い雰囲気のラブストーリーっぽいタイトルは、どうなんだ?という気もしなくはない。

内容は、いかにもフランス映画といったテイスト。どこにでもありそうな日常をオムニバス形式で描き、そこにあるごくごく身近で普遍的な悲哀、とりわけ「結婚生活」についての悲哀を描いてあります。もし、この相手と結婚していなかったら、もっと違った人生があったのでは?とか、私の人生はこれでよかったのだろうか?と結婚生活を見つめなおしては、ため息をつくような、だからといって、そこから飛び出す勇気もなくて、ただグダグダと悩み、ため息をつき、そうやっているうちに日々はどんどん過ぎて行く。そういう日常を、ただ暗く描くわけではなく、ちょっと滑稽で面白おかしく、ちょっとシニカルな目線で描いてあるところが、いかにもフレンチ。ラストに答えがあるわけでもなく、いわゆるフランス人が好きな、鑑賞後「あの後、どうなったと思う?」という討論が開催されそうな感じの後味です。既婚者のほうが「わかる、わかる!」といった雰囲気で楽しめるでしょうね。個人的には面白かったけれど、映画館へ出向いてお金払ってまで見たいような内容ではないというのが率直な感想。

ただ、この映画のジョニー・デップは超カッコイイ。ジョニー・デップの役どころは、夫婦生活に倦怠感を抱いているシャルロット・ゲーンズブール演じる主婦が、偶然CDショップで出会うイケメンという設定。出演時間は、カメオ的で、ほんの数シーンなのだけれど、とにかく、それが、もう超ステキ。CDショップの大群衆の中にパッと現れただけで、その存在感の神々しさに、ちょっと本気でビビった。ジョニー・デップがカッコイイことは十分認識していたつもりだけれど、それは、どちらかというと雰囲気的なもので、ビジュアル面では小柄だし、そんなに目を引く人でもないだろうと侮っていたのだけれど、とんでもなかった。普通のサラリーマン風のいでたち(トレンチコート)で、ただ、そこにいるだけで、色っぽいわ、かっこいいわで、そりゃ、人妻のシャルロット・ゲーンズブールでなくても、トキメいてついていきそうになっちゃうよね〜と妙な説得力のある存在感とオーラを醸し出しておりました。もう出てこないだろうなーと思わせといて、エンディングで登場してくれるあたりもウハウハ。

しかし、食べ物(たとえ調味料でも)を粗末にする演出は、あまり好きじゃないなー。そして、やっぱりフランス語の響きが大好きだと実感もしました。ああ、フランス語、なんてステキな言語なんでしょう。恋しいよ。

僕の妻はシャルロット・ゲンズブール僕の妻はシャルロット・ゲンズブール
イヴァン・アタル


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

イヴァン・アタル&シャルロット・ゲーンズブール夫妻共演の1作目。こっちは、もっとセルフパロディ風。
「王妃の紋章」
2008.03.18(Tue)
国内外を問わず時代劇大好きな私としては、これまたずっと見たいと思っていた中国映画「王妃の紋章」の試写会に誘っていただきまして、一足お先に見てきました。

CURSE OF THE GOLDEN FLOWER王妃の紋章
CURSE OF THE GOLDEN FLOWER
満城尽帯黄金甲

製作:2006年 中国/香港
監督: チャン・イーモウ
脚本: チャン・イーモウ
撮影: ジェオ・シャーディン
衣装デザイン: イー・チュンマン
音楽: 梅林茂
出演:
チョウ・ユンファ、
コン・リー、
ジェイ・チョウ、
リィウ・イエ



監督はチャン・イーモウ。チャン・イーモウも、昔はミニシアター系の作品を手がけ、中国の貧富の差だとか貧困だとか、そういった社会派なテーマの映画を作る人というイメージでしたが、最近は金に物を言わせたような商業主義映画に突っ走っておられる印象。まあ、そんなイーモウ作品も嫌いじゃないんですけど(なんてったって「HERO」は私の五つ星!)、今回の「王妃の紋章」も、まあ路線的には「HERO」「LOVERS」系のバリバリの商業映画です。

一体どんな映画なのか、一言でいいますと、

壮絶なる夫婦喧嘩の物語

そして、それに巻き込まれた気の毒な3人の息子たちと臣下を含めたドロドロの愛憎劇。コテコテ&ドロドロの救いのない悲劇なんだけれど、思わずプっと笑ってしまいそうな箇所も数箇所あり喜劇なのか?と錯覚してしまいそうになるような、ここ近年のイーモウ作品に見られる、至って真面目に作っているのにアホアホすぎて大笑いという面白さがあります。

まあ、もっと具体的に映画のストーリーを申しますと、ある国に絶大なる権力を持つ王様(チョウ・ユンファ)がおりまして、その奥様である王妃(コン・リー)は病を患っておられます。王は、愛する王妃のために、毎日、薬を煎じ、毎日、決まった時刻に飲ませます。が、その薬には、劇薬が毎日少しずつ混ぜてあったのです。そんな事実を王妃は実は知っています。毒が入っているとわかっていながら、王妃は毎日、その薬を飲み続けるのです。さて、そんな二人の本心はいかに??一体何が原因で?といった感じで謎を引っ張って物語は進んでいきます。よって、最後までどうなるの?どうなるの?と目が離せない面白さがあります。

とりあえず、ストーリーは、それなりには面白かったです。イーモウの商業主義映画の代表作「HERO」は、私は五つ星つけるぐらい大好きな映画なのですが、それには全く及んでませんが、個人的に駄作の烙印を押してやった「LOVERS」みたいに、見終わった後、ちゃぶ台をひっくり返したくなるような気分にはならなかったので合格ラインです。ただ、もう彼には「HERO」以上の作品は作れないのかも・・・という悲哀みたいなものを感じたのも事実。だってやはり二番煎じ感は否めなかったのだもの。やはり「HERO」で描かれていたことって人間の心を打つ究極のテーマでしょ?そこにたどり着いちゃった今となっては、何を見せられても、そうそう超えるものは出てこないよねぇ・・・。まあ、ある意味「HERO」と真逆の人々を見せて、同じ答え(戦うことの無意味さや、憎しみは何も生み出さないということ)に辿りつかせようとしているのかもしれませんけど。

その夫婦喧嘩をする王と王妃はチョウ・ユンファとコン・リー。王妃を演じたコン・リーは、ドロドロの愛憎劇が似合うねー。情念に身を焦がす女を演じさせたら超コワイ&超上手い!「覇王別姫」の菊仙を思い出させるような迫力満点の情念の凄まじさを演じておられました。そして、チョウ・ユンファ!ああ、なんてステキなんでしょう。「男たちの挽歌」の無敵なユンファ様を思い出したわ。今回、王様役だったのですが、同じ王様は王様でも「王様と私」の時の王様とは大違い。(笑)一言で言ってしまえば憎まれ役なんですよ。でもね、ユンファの顔ってさー、どうみてもイイ人顔、温厚な善人顔。あの顔は憎みきれないっていうの?悪い人に見えないっていうの?それが狙い?うーん、どうなんでしょう。でも、とにかく、カッコイイー。むしょうに「男たちの挽歌」を見たくなった。あのユンファもカッコイイからねぇ〜。それにしても、ユンファって年とらないねー。顔や、印象が昔と全然変わらない。ジェイ・チョウは、役柄がオイシイ。一番同情心を煽り、ちょっと切ない気分にさせてくれました。

映像は、とにかくキンキラキン。ザ・ゴールド!お金つかうでー!エキストラもいっぱい使うでー!中国の財力を世界に示すでー!ってな雰囲気の映像でした。でも映像美という点では「HERO」「LOVERS」ほどじゃなかったです。戦闘シーン等の迫力を感じるなら劇場で見るほうがいいと思いますが、ストーリーだけ追うぶんには、とくに劇場でなくてもいいような内容。とにかく憎しみあう人々を眺めるような感じの作風なので、ハッピーな気分になる映画ではないこともあり、かなり好き嫌い分かれるかも。私は、それなりに楽しめましたけどね。ドロドロすぎて、むしろ滑稽で面白かったので。それにしても、あの夫婦喧嘩、結局、誰が一番悪いの?あの人?それともあの人?とにかく凄まじい夫婦喧嘩でしたわ。 (笑) 


「エリザベス:ゴールデン・エイジ」
2008.03.05(Wed)
ケイト・ブランシェット大好き&和洋中を問わず時代劇コスチューム物大好きな私としては、絶対に見逃したくなかった映画「エリザベス:ゴールデン・エイジ」を劇場にて鑑賞。

erizabeth_the_golden_age.jpgエリザベス:ゴールデン・エイジ
ELIZABETH: THE GOLDEN AGE
製作 2007年 イギリス/フランス  上映時間 114分
【宣伝コピー】『敵は、外にも中にも──そして私の心にも。』
監督: シェカール・カプール
製作: ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー ジョナサン・カヴェンディッシュ
製作総指揮: マイケル・ハースト デブラ・ヘイワード ライザ・チェイシン
脚本: ウィリアム・ニコルソン マイケル・ハースト
撮影: レミ・アデファラシン プロダクションデザイン: ガイ・ヘンドリックス・ディアス
衣装デザイン: アレクサンドラ・バーン
編集: ジル・ビルコック
音楽: クレイグ・アームストロング アル・ラーマン
出演:
ケイト・ブランシェット (エリザベス女王1世)
ジェフリー・ラッシュ (フランシス・ウォルシンガム)
クライヴ・オーウェン (ウォルター・ローリー)
リス・エヴァンス (ロバート・レストン)
ジョルディ・モリャ (スペイン国王フェリペ2世)
アビー・コーニッシュ (ベス・スロックモートン)
サマンサ・モートン (スコットランド女王メアリー)
トム・ホランダー
エディ・レッドメイン
アダム・ゴドリー


前作は史実を捻じ曲げ、かなり脚色してドラマチックにしあげてあるフィクション物で、それはそれで面白かった記憶がありますが、今回の作品は、エリザベスという女性の女王としての女性としての部分に焦点をあてつつ、歴史に忠実に描いた伝記作品という感じ。個人的にはどちらも満足。というのも、どちらも私が思い描くエリザベス1世にかなり近かったので。ただ、今回の作品は、歴史に忠実であるがゆえにドラマとしては地味なので、娯楽映画としての一般ウケはそれほどよくないかもしれません。エリザベスが黄金時代を築くまでの過程といっても、エリザベスの采配が何かをもたらしたということを強調するような描写をしておらず、ただエリザベスのカリスマ性みたいなものを雰囲気で伝えるように描かれているだけという伝記モノ。それでいて高尚で壮大に仕上げようという作り手の鼻息の荒さだけはしっかりと見えるので、地味なストーリー展開のわりに、大げさに煽るので、単純にドラマ性だとか娯楽性を求めている映画ファンには物足りないと感じる部分も多いのではないでしょうか。とりわけドラマにいたっては、史実に忠実であるがゆえに誰もが知ってることばかり。アルマダ海戦でスペインの無敵艦隊を破ることなんて、誰もが最初から知ってるだけに、そこに手に汗握ることもなければ、感動するようなドラマはないし、スペインとの因縁も文章でサラっと伝えているだけなので、スペインを倒すことに対する見る側の思い入れが刺激されるわけでもないので、それをあんなにたいそうに盛り上げられても。と失笑したくなる気持ちもなきにしもあらず。

アルマダ海戦に際し、戦闘服で指揮を煽るエリザベス(ケイト・ブランシェット)は、とてもカッコよくて、カリスマ度満点ですが、どこかで見たような光景といえばどこかでみたような光景だし(「ブレイブハート」のメル・ギブソンがフラッシュバックしたのは私だけ?)、その戦いの目的がスペイン軍に勝って自国を守るということしか伝わってこないし、粛清を拒むという描写はあったものの、それだけでは、人民を愛する、民を優先する素晴らしき女王という印象が強く残ったわけでもなかったので、そこに「何が何でもイングランドに勝っていただきたい!」という同情心を煽る大義名分は何ひとつ伝わってこないこともあり、それほど盛り上がる場面でも何でもなかったです。ひたすらケイト・ブランシェットがカッコよかったというだけのこと。ウォルター・ローリーへの寵愛と彼が女官のエリザベス・スロックモートンと結婚したことも、史実どおり。それも、わりとあっさりと淡々と描かれていたので、それほど手に汗握る展開でもないし、ドラマとしてもアッサリしていました。

それにしても、予想はしておりましたが、やはりケイト・ブランシェットがステキすぎる!カッコイイ〜。もう本気で惚れるわ〜。そして、メアリー・スチュワート役は、今回はファニー・アルダンじゃないのね・・・。ファニー・アルダン、大好きなので残念。あ、でも1作目でファニー・アルダンのメアリー・スチュワートは死んじゃったはずでは?しかもメアリー・スチュワートはウォルシンガムに毒殺されてた(=史実は完全無視した脚本だった)ような記憶が・・・・。

今回のメアリー・スチュワートはサマンサ・モートンだったのですが、サマンサ・モートンがメアリーってなんだかイメージが違う。サマンサ・モートンって演技は上手いけど、どうも庶民臭がただようんだな。王族ではない雰囲気なのよね。女王に仕える洗濯女とかのほうが似合いそうな感じ。とりあえず、今回は、前作と異なり、かなり史実に忠実な路線に戻そうということで、メアリー・スチュワートを再登場させたんでしょうか?エリザベスがメアリーの処刑に最後までなかなか決断を下さず渋ったというエピソードは、以前本で読んだことがあります。とにかく1は娯楽性重視で、かなり史実と違っていたと記憶しているのだけれど、その映画の記憶も史実もすでに記憶があやふや。スコットランドを旅するときに、かなりメアリー・スチュワートとエリザベス1世については勉強したんだけどなぁ・・・。(遠い目) どうせなら、メアリーとエリザベスという二人の女王の対比や対立に焦点をあてて、それだけを描いたほうがドラマとしては面白かったような気もするんだけれど・・・。最終的にエリザベスの死後、王位がメアリーの息子のジェームズに移り、チューダー朝からスチュワート朝へという皮肉のような史実はドラマとして面白いと思うんだけどなぁ。それでも、なんやかんや言いつつも、ケイト・ブランシェットがステキだったし、エリザベスという女性の魅力は伝わってきたので、私は大満足です。


エリザベスエリザベス
ケイト・ブランシェット シェカール・カプール


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

エリザベス:ゴールデン・エイジ (ケイト・ブランシェット主演)エリザベス:ゴールデン・エイジ (ケイト・ブランシェット主演)


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」オリジナル・サウンドトラック映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」オリジナル・サウンドトラック
サントラ


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

エリザベス:ゴールデン・エイジ (ソフトバンク文庫 ア 3-1)エリザベス:ゴールデン・エイジ (ソフトバンク文庫 ア 3-1)
ターシャ・アレグザンダー 野口 百合子


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
2008.01.30(Wed)
SWEENEY TODD先日予告したとおり、劇場にてジョニー・デップの「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見てまいりました。
元ネタのミュージカルは見たことないし、ストーリーも、軽いあらすじ程度しか知りませんでしたが、内容は比較的予想どおり。途中で、あの人はもしかして?と気づいちゃったので、オチもなんとなく予想できました。まあ、案の定バートン節炸裂のおもグロい映画。いやはや、気色悪いったらありゃしないです。後味の悪さは天下一品。まあ、ジョニデ映画にありがちな後味の悪さゆえ、もう慣れっこですけどね。(苦笑)
ただミュージカルとなると、やはり問題は歌唱力。ジョニー・デップは、まあ、思ったよりは歌も歌えるんだーという気持ちにはさせてくれたけれど、やはり歌い上げるパートになると厳しいよね。セリフなのか歌なのかのボーダーラインが曖昧なメロディに関しては、演技力や表現力も伴うので安心してみていられるレベルでしたが、完全なる歌となって高音域になると、ちょっと歌うことと表現することが一体化できずに四苦八苦している感じが出てしまっていた気がします。でもジョニー・デップは、この映画で、また新たな引き出しをひとつ開いたよね。毎回毎回、見たこともないジョニーの魅力が引き出されていくので、やはりいつまでも目が離せない人だと思いました。そして、あの切ない目。やっぱりあの目がたまらなくステキ。ジョニーはもうイギリス英語はお手の物だね。しかし、ここ最近、映画内だけでなくインタビューなどでも歯と歯の間から空気がもれるような発声で喋るけれど、あれは一体いつから?昔はあんな発声じゃなかったよ。あのシューシューもれる息が最近妙に気になるのだが・・・。あと歯並びあんなに悪かったっけ?イギリス人役だから義歯つけてた?(※アメリカでは、歯は白くて歯並びが美しいことが美徳とされているが、イギリス人は歯にこだわらないので、アメリカ人は「黄色くてガタガタな歯」=「イギリス人」とネタにしがち。)
悪役の、アラン・リックマンが出てきたらニヤニヤしてしまった。好きだわー、憎憎しいアラン・リックマン!(早くスネイプ先生に会いたいよー。)でもリックマンも歌は、ちょっと厳しかった気がした。それに比べるとヘレナ・ボナム・カーターの歌は思った以上に良かった。ヘレナ・ボナム・カーターは、バートン映画では、この手の役で登場するのを見慣れていたから、正直全く期待してなかったのだけれど、これまた独特のコミカルさがチャーミングで凄く面白かったです。特に妄想シーン。(笑)一番ステキな歌声だったのはスウィーニー・トッドの娘役の女優さん。思わず聞き惚れてしまいました。
それにしても、本当に気持ち悪くて面白グロい映画でした。「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「チャーリーとチョコレート工場」のおちゃめでチャーミングなジョニデにハマった人は、コレ見たらドン引きするんじゃない?いやはや、ジョニデらしい映画でしたよ。バートンらしさとジョニデらしさに溢れていた気色の悪い映画でしたが、面白かったです。でも一般の人には薦めません。(笑)やはり連続殺人モノなので、人が殺されていく様子は決して見ていて気持ちのいいものではないですし、あくまでバートンとジョニデのテイストを理解して割り切れる人向きですね。隣のお姉さん(外国人)は、人が殺されるたびに「ヒィイイイーーーー!」と叫んでおりました。気持ちはわかるわ。最後まで見るの辛かったでしょうね。(笑)それでもやはりバートン節炸裂でグロいし残酷なのに面白い。笑っている自分に思わず罪悪感を抱いてしまうぐらいのブラックユーモアに溢れていて、思わず目を背けたくなるような痛々しさに嫌悪感を抱きつつも、そこをコミカルに演出してしまう遊び心満点のティム・バートンのセンスをやはり面白いと感じてしまう自分がいます。たぶん、これがバートンの作品でなかったら、私は面白いと感じることはなかったと思うし、これがミュージカルだったからこそ、どこかリアルさを排除しながら鑑賞することができたので耐えうるグロさだったように思います。というわけで、まあ満足。気持ち悪かったけど。(苦笑)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
製作: 2007年 アメリカ
監督: ティム・バートン
原作: スティーヴン・ソンドハイム 、ヒュー・ウィーラー
脚本: ジョン・ローガン
撮影: ダリウス・ウォルスキー
音楽: スティーヴン・ソンドハイム
出演:
ジョニー・デップ (スウィーニー・トッド)
ヘレナ・ボナム=カーター (ミセス・ラベット)
アラン・リックマン (ターピン判事)
ティモシー・スポール (バムフォード)
サシャ・バロン・コーエン (ピレリ)
エド・サンダース (トビー) 
ジェイミー・キャンベル・バウアー
ローラ・ミシェル・ケリー
ジェイン・ワイズナー

覇王別姫に思いを馳せる
2007.10.17(Wed)
チェン・カイコーの手がけた名作映画「さらば、我が愛 覇王別姫」が蜷川幸雄演出、少年隊の東山紀之主演で舞台化されるそうですね。(※ネタ元こちら)ちなみに、映画でレスリー・チャン(張國榮)がが演じた蝶衣を演じるのがヒガシ、コン・リーの演じた菊仙役は木村佳乃、小楼は、遠藤憲一ですって。これ、映画「覇王別姫」に思いいれのある人は、どうなんでしょう?音楽劇ということは、ミュージカルにしちゃうの?このあたりが、ものっすごい不安だよね。(笑)だって、東山さんの歌、ものっすごいヘタクソじゃん。少年隊でもワーストでしょう、あの鼻声&下手さ。って、相葉ヲタに言われたくないだろうけど(苦笑) 歌の上手い人がミュージカルをすればいいのに、そうではないところがジャニーズの不思議なところだね。 嵐のミュージカル隊長だって、なぜか櫻井君だし。(笑)大野君にさせりゃいいのに。V6のミュージカル隊長は坂本リーダーだっけ?だったら、歌の上手い人=ミュージカル隊長という図式もあるにはあるんだ。っと話が逸れたけど、「さらば、我が愛 覇王別姫」のレスリーの美貌は凄かっただけに、っていうか、美貌よりも、もう存在そのものが蝶衣だっただけに、他の人がやる蝶衣ってどうなんだろう?ってちょっと気になる。 まあ、映画じゃないし、全く別の物だと思うほうが無難でしょうな。(相葉さんの「忘れられない人」然り。)「覇王別姫」のテーマ曲というと、もう誰がなんと言おうと、レスリー・チャンの美声による「当愛已成往事/過ぎ去りし愛」なんだけど、この舞台、楽曲はどうなるんだろうね。そのへんも気になります。気になるといっても見たいわけじゃなくて、どういうのを作るのかっていうことが気になるだけ。ちなみに上演は2008年3月9〜31日に東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーン、同4月5〜13日に大阪・シアタードラマシティですって。こうやって、書いてると、久しぶりに「覇王別姫」のレスリー・チャンが見たくなってきた。DVD引っ張り出して見ようかな。でもいろいろやることが多くて、鑑賞時間がないんだよなぁ・・・。(涙)

さらば、わが愛 覇王別姫さらば、わが愛 覇王別姫
レスリー・チャン チャン・フォンイー コン・リー


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


レスリー・チャン×チェン・カイコー プレミアムBOXレスリー・チャン×チェン・カイコー プレミアムBOX
レスリー・チャン コン・リー チャン・フォンイー


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


寵愛(台湾盤)寵愛(台湾盤)
張國榮/レスリー・チャン

曲名リスト
1. A THOUSAND DREAMS OF YOU
2. 深情相擁/強く抱きしめて
3. 夜半歌声/夜ふけの歌声
4. 今生今世/移ろい行く時の中で
5. 当愛已成往事/過ぎ去りし愛
6. 一輩子失去了(イ尓)/永遠の別れ
7. 追/君さえいれば
8. 眉来眼去/視線
9. 紅顔白髪/白髪の美女
10. 何去何従之阿飛正伝/行くあてもないままに

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「ダイ・ハード4.0」
2007.08.05(Sun)
20070804175836.jpgハリー・ポッターシリーズと並んで、絶対に見逃したくなかった「ダイ・ハード4.0」(オフィシャル・サイトはこちら)を、なんとか映画館で見てこれました。イェーイ。「ダイ・ハード」シリーズ大好きなワタクシ。私にとって、ジェームズ・ボンド(007)、ジャック・バウワー(24)、イーサン・ハント(ミッション・インポッシブル)、そしてジョン・マクレーン(ダイハード)は、永遠に愛すべき4大不死身のヒーローなのです。「ダイ・ハード」シリーズは、ちょっと3が失速してイマイチでしたが、やはり1と2は最高。そして今回の12年ぶりの続編は、


さいっこうだぜっ!!!
(※テンション上がった相葉風でどうぞ)

もうね、私のストライクゾーンのど真ん中にきましたね。中だるみすることなくテンポよく、コンパクトにまとめてある上に、最高にアホアホで最高に不死身で面白い!ありえねー度も含め、アクションの見せ方も最高に面白くて、本当に

劇場で見れてよかった〜。

ブルース・ウィリスのジョン・マクレーン刑事は、12年の年月を感じさせないぐらい懐かしいあのまんまのキャラ&活躍でした。もうね、戦闘機に飛び乗ったあたりで、大笑いですよ。ありえなさが最高。ヘリを車で撃墜させたり、もう大暴れで、素敵すぎ。巻き込まれたハッカー君のキャラもチャーミング。今回は、サイバーテロ集団と戦うんですが、このサイバーテロ集団の中に格闘にめっぽうつよい女性(マギー・Q)が登場するんですが、女相手に手加減しないジョン・マクレーン刑事がこれまたカッコイイ。そしてマギー・Qがこれまたカッコイイ。マギー・Qのサラサラロングヘアーにすっかり魅了されて、髪の毛にストレートパーマを当てたくなってきた。(笑)この間、デジタルパーマでクルンクルン度をUPさせたばかりだというのに・・・・。ああ、もう一回みたいかも。それぐらい超お気に入りでございます。

ダイ・ハード4.0
LIVE FREE OR DIE HARD
【製作】2007年 アメリカ
【監督】レン・ワイズマン
【出演】ブルース・ウィリス: ジョン・マクレーン
ジャスティン・ロング:マット・ファレル
ティモシー・オリファント:トーマス・ガブリエル
クリフ・カーティス:ボウマン
マギー・Q:マイ・リン
シリル・ラファエリ:ランド
メアリー・エリザベス・ウィンステッド:ルーシー・マクレーン
ケヴィン・スミス
ジョナサン・サドウスキー

ダイ・ハード4.0 (出演 ブルース・ウィリス)ダイ・ハード4.0 (出演 ブルース・ウィリス)


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



個別に買うよりこっちのほうがお得なトリロジーボックス。今、めちゃくちゃ欲しくなってます。(笑)

ダイ・ハード トリロジーBOX(「ダイ・ハード」スペシャル・ディスク付)ダイ・ハード トリロジーBOX(「ダイ・ハード」スペシャル・ディスク付)
ジョン・マクティアナン; レニー・ハーリン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



過去作の中では、とくに2の飛行機&空港編が大好きです。

ダイ・ハードダイ・ハード
ブルース・ウィリス ジョン・マクティアナン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ダイ・ハード2ダイ・ハード2
ブルース・ウィリス レニー・ハーリン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ダイ・ハード3ダイ・ハード3
ブルース・ウィリス ジョン・マクティアナン


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 」
2007.07.27(Fri)
20070727200229.jpgなかなか映画を見に行く時間がなくて、見たい映画を見逃してばかりのワタクシですが、これは見逃せないなーということで、気合をいれて、公開直後の映画館で見てきました。とはいっても、既に本を読んで内容は把握しているので、(本のレビューは、こちらの過去記事をご参照のこと)それがどんな風に映像化されているのかの確認に行ってきたという感じです。本を既に読んでいると、この5作目は次の物語への橋渡し的なものなので、どんどんダークな方向へ進んでいくことも、それゆえに、今までの可愛らしいファンタジー色が弱まっていくことも承知の上だと思うのですが、そうでない場合、これだけを単体の映画としてみるなら、なんだか、どんどんつまらなくなってるなぁ・・・・と思うかもしれません。実際、もともと原作5巻の「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」はあまり好みではなかった私としては、映画も微妙な後味ではありました。ただ、本を読んだ後の後味と同じだし、本のイメージと違う!と思うようなことも、そんなになかったので(※多少は、やはりありました)なので、映画の出来が悪いわけではないかも。所詮、次の作品への橋渡しなんだし、こんな感じでしょうがないのかもね。でもなんとなく、ガッカリもしたような。とくにダニエル・ラドクリフ君の風貌にガッカリしまくり。ああ、ハリーのビジュアルが崩れていく・・・・。(涙)前作の「炎のゴブレット」のときは、綺麗に成長してカッコよくなったなーと惚れ惚れしていたのに、今回のビジュアルは、大人になったというよりも、すっかりオッサン臭さが滲み出ていた気がして、なんだか気持ち悪かった。それにくらべてロン!やっぱり可愛いねー。今回、ロンのほうがハリーよりカッコいいと思ってしまったもの。ハーマイオニーは、相変わらず可愛いです。新キャラで、イメージと違いすぎる!と思ったのはルーナ。あんな可愛い子だったら、ハリーとお似合いと思ってしまうじゃん。もっとブサイクでヲタクっぽい子を希望。チョウ・チャンも相変わらずパっとしないので不満。ドローレス・アンブリッジは、嫌味な雰囲気が上手かったです。べラトリックス・レストレンジは、本を読んでいる段階での私のイメージは、エリザベス・ハーレーだったんだけれど、ヘレナ・ボナム=カーターが演じるということで、どんな風になってるのかなと思ったら、予想通りで新鮮味はなかったな。不気味さは満点でしたが、こういう役って、けっこうやってたよね。エマ・トンプソンは上手かった!はじめてトレローニー先生を可愛いと思ったわ。(笑)今回、スネイプの出番少な目なのがガッカリ。もっとスネイプとシリウスのバトルが見たかったのに。そのぶんゲイリー・オールドマン!は、たっぷり出ていました。前回が「あれだけー!?」ってな判別不能な程度の露出だっただけに、今回はワクワクさせてもらいました。そしてレイフ・ファインズは、相変わらず悲惨。(笑)あと、私のお気に入りのウィズリー家の双子(ロンのお兄ちゃんたち)!いつも誰かに似てるんだよなーと思いながら見ていたのだけれど、やっとわかりました。私のフランス語の先生F氏に滅茶苦茶似てる!!!(笑)とりあえず、シリーズ5作まで見て、映像のトーンも含め、私が一番気に入っているのは3作目の「アズガバンの囚人」です。あれが一番ワクワクして面白かった。今回は、ほとんど笑うところがなかったしシリアスでダークで盛り上がり部分もないし、後味もすっきりしなくて、中途半端な雰囲気が残るので、あまり好みではなかったです。さて次は「混血のプリンス」だね。これ、「不死鳥の騎士団」よりももっとダークで暗い気分にさせられるから見に行くのが辛いわ・・・。そうこうするうちに、日本でも最終巻も発売されるよね。ああ、どうなるんだろう、結末を知るのが怖いです。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
上映時間: 138分
製作: 2007年 イギリス/アメリカ
【宣伝コピー】『 これからお前は[すべて]を失う』
監督: デヴィッド・イェーツ
出演: ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)、 ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー)、 エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー) 、ヘレナ・ボナム=カーター(べラトリックス・レストレンジ) ロビー・コルトレーン(ルビウス・ハグリッド)、 ワーウィック・デイヴィス(フィリウス・フリットウィック) レイフ・ファインズ(ヴォルデモート卿)、 マイケル・ガンボン(アルバス・ダンブルドア) ブレンダン・グリーソン(マッドアイ・ムーディ)、 リチャード・グリフィス(バーノン・ダーズリー)、 ジェイソン・アイザックス(ルシウス・マルフォイ)、 ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック)、 アラン・リックマン(セブルス・スネイプ)、フィオナ・ショウ(ペチュニア・ダーズリー)、 マギー・スミス(ミネルバ・マクゴナガル)、 イメルダ・スタウントン(ドローレス・アンブリッジ)、デヴィッド・シューリス(リーマス・ルーピン)、 エマ・トンプソン(シビル・トレローニー)、 ジュリー・ウォルターズ(ウィーズリー夫人)、 ロバート・ハーディ(コーネリウス・ファッジ)、 デヴィッド・ブラッドリー(アーガス・フィルチ)、 マーク・ウィリアムズ(アーサー・ウィーズリー)、 トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ)、 マシュー・ルイス(ネビル・ロングボトム)、 イヴァナ・リンチ(ルーナ・ラブグッド)、 ケイティ・ルング(チョウ・チャン) ハリー・メリング( ダドリー・ダーズリー)


ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「プレステージ」
2007.05.21(Mon)
今日は、ノー残業!ということで、久しぶりに試写会へ。「プレステージ」(公式サイトはこちら)を見てきました。

プレステージ (2006)
原題:THE PRESTIGE 上映時間 130分
製作  2006年 アメリカ
監督: クリストファー・ノーラン
原作: クリストファー・プリースト 『奇術師』(早川書房刊)
脚本: クリストファー・ノーラン ジョナサン・ノーラン
撮影: ウォーリー・フィスター
美術: ネイサン・クロウリー
音楽: デヴィッド・ジュリアン  
出演:
ヒュー・ジャックマン :ロバート・アンジャー
クリスチャン・ベイル :アルフレッド・ボーデン
スカーレット・ヨハンソン :オリヴィア
マイケル・ケイン :カッター
デヴィッド・ボウイ :ニコラ・テスラ
パイパー・ペラーボ :ジュリア・マッカロー
アンディ・サーキス :アレー



これ、めちゃくちゃ面白かった!!

かなりオススメ。130分があっという間。ジャンルは何だろう、ミステリー?サスペンス?ファンタジー?時代劇?とにかく一言で表現しにくいジャンルなのですが、謎が最後にとけるまでにドンデン返し&トリックの繰り返しで、もう目が離せません。監督は「メメント」で一躍有名になった鬼才クリストファー・ノーランなのですが、「メメント」ほどの衝撃ではないけれど、それなりに時間軸を交錯させてあって、最後にすべての謎がとけるようなところは、さすがといった感じ。「メメント」ほどの不気味さだとかクライムムービー的な怖さはなくて、万人が抵抗なく見れるような娯楽作品にまとまっています。出演者は、ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケインにスカーレット・ヨハンソンといった面々。ちょっと前の時代のロンドンが舞台ということでイギリス英語を使える人を集めたんでしょうかね?それにしてもヒュー・ジャックマンは、やっぱりカッコイイ!私の中では超駄作「ヴァン・ヘルシング」以来、すっかりヒュー・ジャックマンを見限ってしまっていたのだけれど、ちょっと昔の恋心を取り戻しかけた。(笑)クリスチャン・ベイルも、カッコイイんだかブサイクなんだかみたいなところでイイ味を出していたし、スカーレット嬢は相変わらず色っぽいし、キャスト的にも満足。内容については、あまり語るとネタばれになるから言えない&言わないけれど、マジシャンどうしのプライドをかけたバトルがメイン。子供のケンカみたいな報復合戦が妙に面白かったです。ありえねーといえばありえないんだけれど、そのありえなさすら面白かった。映像も迫力があるので映画館で見る価値ありですよ。オススメ。一般公開は6月9日からだそうです。

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師〈プラチナファンタジイ〉 奇術師
クリストファー・プリースト 古沢 嘉通


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「スパイダーマン3」
2007.05.05(Sat)
20070504205122.jpgゴールデンウィーク真っ只中の劇場にて「スパイダーマン3」(公式サイトはこちら)を鑑賞してきました。私たちはあらかじめ予約&発券済みだったので、すんなり劇場に入れましたが、そうでない方々の行列は凄かった。公開直後ということもあって、「スパイダーマン3」は大人気でした。
さて、このシリーズ前2作は大満足のお気に入り映画だったので、今回もかなり期待しておりました。今回も監督は同じサム・ライミだしキャストも同じだしで、まあ、ハズすことはないだろうと甘くみていたんですけれど、正直なところ、前2作ほど盛り上がらなかった・・・・。敗因は、ズバリ、長すぎ!ドラマに力を入れたのは、わかるんだけれど、中だるみしちゃった感じなんだよね。テンポが悪いっちゅーか、そんなのどーでもいいよ的なエピソードが多いっちゅーか・・・。で、アクションシーンもイマイチ盛り上がらなかったんだよね。「1」や「2」の上書き程度というのかな、オオっ!みたいな感動はなく、むしろ、カット割りが細かすぎて画面がチラチラと揺れたり、不快感のほうが強いアクション映像で、どうもこうも不満の残る後味。まあ、ピーターとMJの擦違いとか、そのへんを物語に絡めてくれるのはいいんだけどさ、ちょっと引っ張りすぎだよね。MJのキャラが、前2作の尻軽っぷりに比べてると落ち着いてきて、ちょっと見直していたのだけれど、やはりMJ、案の定、見事な尻軽っぷりを後半で披露。MJ,オマエって女は・・・・。まあ、それ以上にピーター(スパイダーマン)の表彰式での軽さにも、エ?なんかキャラ変わってないか?と不安を覚えたのもあるんですが。あとゴブリン・ジュニアのハリー君。ひたすらスパイダーマンを恨んで過していたわけですが、あの執事の一言で己を取り戻すってのは安直だなぁ・・・。っていうか、執事よ、もっと早く「2」の段階で真実を伝えることはできなかったのか?「3」まで黙ってるって、ズルイぞ。敵キャラは、サンドマンとブラックスパイダーマン(?)ですが、やはり、「1」のグリーン・ゴブリン、「2」のドクター・オクトパスのほうが面白かったなー。「2」のドクター・オクトパスとかって、リアルに怖かったもん。今回のサンドマンって、無敵ちゃー無敵なんだけれど、妙に滑稽だったし、あのブラックスパイダーマン(?)になってしまった男もさ、記事捏造をバラされた逆恨みをするのは理解できるけれど、「スパイダーマンを殺したい!」っていうレベルの恨みには値しないと思うわけ。だって捏造したのは自分なわけだから自業自得じゃん。その点、ゴブリン・ジュニアが恨むのはわかるのよね、だって実の父を殺されたと思っているんだから。なのに、ゴブリンジュニアが改心しちゃって、捏造男が最後までパワーに拘るあたりの脚本に説得力がないと思うんだな。まあ、所詮アメコミ原作なので、そんなにストーリーの矛盾だとかには拘ってないんですが、それでも、オイオイと思ってしまった。それにしても、スパイダーマンもゴブリン・ジュニアも生命力が強い強い。打ち身打撲は全く平気なんだもの。あの爆発後も、顔半分の火傷だけでおさまっているゴブリンジュニアも凄い。で、結局、このシリーズは、「3」で終了なんでしょうか?まだ続くの?正直、もう御腹いっぱい。私としては、やはり「2」が最高。トビーもちょっと老けたし、そろそろ潮時かも。スパイダーマンじゃないトビーが見たいです。ぜひ、「天使と悪魔」のカメルレンゴを!(笑)


スパイダーマン3
原題:SPIDER-MAN 3
製作:2007年 アメリカ
監督: サム・ライミ  
出演:
トビー・マグワイア      ピーター・パーカー/スパイダーマン
キルステン・ダンスト     メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)
ジェームズ・フランコ     ハリー・オズボーン
トーマス・ヘイデン・チャーチ フリント・マルコ/サンドマン
トファー・グレイス      エディ・ブロック/ヴェノム
ブライス・ダラス・ハワード  グウェン・ステイシー
ジェームズ・クロムウェル   ジョージ・ステイシー
ローズマリー・ハリス     メイ・パーカー
J・K・シモンズ       J・ジョナ・ジェイムソン
ビル・ナン
エリザベス・バンクス
ディラン・ベイカー
テレサ・ラッセル
クリフ・ロバートソン
テッド・ライミ


「ハチミツとクローバー」
2007.05.03(Thu)
公開時には、邦画ということで、さほど興味もなくスルーしていたこの映画。最近DVD化されたということで、やっと今頃になって見ました。

『ハチミツとクローバー』
製作 2006年 日本 上映時間 116分
【宣伝コピー】
『人が恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった』
『恋をした それだけのことなのに 世界はまぶしい』
監督: 高田雅博
原作: 羽海野チカ (集英社/月刊「YOUNG YOU」連載中)
主題歌: スピッツ 『魔法のコトバ』
エンディングテーマ: 嵐 『アオゾラペダル』
出演:
櫻井翔 竹本祐太
伊勢谷友介 森田忍
蒼井優 花本はぐみ
加瀬亮 真山巧
関めぐみ 山田あゆみ
堺雅人 花本修司
西田尚美 原田理花
堀部圭亮 藤原ルイジ(兄)
宮崎吐夢 藤原マリオ(弟)
銀粉蝶 幸田先生
中村獅童 修復士
利重剛 喫茶店「風待ち通り」マスター
春田純一 刑事
清水ゆみ TVレポーター“イケメンハンター”
池田鉄洋 デザイナー
真島啓 美術評論家
浜野謙太 学生 (SAKEROCK)
田辺誠一 原田

ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)
櫻井翔 羽海野チカ 高田雅博


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~
櫻井翔 伊勢谷友介 蒼井優


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


原作は、少女マンガだそうです。全く原作は知りませんが、映画自体は、とても可愛らしい青春映画で、片思いのせつない感じがとても温かい目線で描かれている作品。原作マンガに思い入れがあると、キャストにも不満があったりするのかもしれませんが、原作を知らないだけに、どのキャストも何の違和感もなく受け入れられました。主要登場人物は5人で、美大に通う学生ということなのだけれど、大学生にしては幼い恋愛というか、ピュアというか、子供っぽいというか、ありえねーだろとも思うんだけれど、こういうピュアな恋も見ていて微笑ましかったです。まあ原作がマンガだしそのへんは許容範囲。5人の恋のベクトルが、見事にどれもこれも一方通行で片思いなあたりがキュンとしますね。とくに竹本君(櫻井翔)と山田さん(関めぐみ)の優しい片思いには、ものすごく感情移入しちゃいました。二人とも、最高にイイ奴!それにしても、やはり私には嵐ヲタのフィルターがかかっているんでしょうか、はぐちゃん(蒼井優)に一生懸命尽くす竹本君(櫻井翔)が可愛くて可愛くてたまらん。あんなカワイイ男の子に毎日「いっしょにランチを」なんていわれたら、私はスキップして学校に通っちゃうね。竹本君も山田さんも、自分の完全なる片思いだとわかっていても、あんなに影で尽くしてあげて、そして自分の気持ちはちゃんと伝える姿が健気すぎてギューってしてあげたくなります。櫻井君の演技は、もうちょっと上手に泣ければ、さらによかったのになーって感じ。はぐちゃんへの優しさだとか恋心は十分伝わってきたんだけれど、たぶんね、櫻井君は理性で演技してるタイプだね。「さあ、ここで泣くぞ!」と頑張っている頑張りが見えちゃった。惜しい。映画のラストは、キレイにおさめてあって、その余韻がまたよかったです。青春っていいね。(遠い目)癒されると同時に遠く過ぎ去った青春(学生時代)を思い出し、ちょっとノスタルジックな気分にもさせられました。エンディングで流れるスピッツの「魔法のコトバ」がまたいい。個人的にスピッツって大好きでして、草野正宗氏の歌声は究極の癒しだと思っているのだけれど、この映画のエンディングで流れると、まさに癒し&ちょっとノスタルジックな気分にもさせられてキュンとしました。

魔法のコトバ魔法のコトバ
スピッツ 草野正宗 亀田誠治


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

アオゾラペダルアオゾラペダル
嵐 スガシカオ 石塚知生


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ハチミツとクローバー オリジナル・サウンドトラックハチミツとクローバー オリジナル・サウンドトラック
菅野よう子 サントラ Yoko Kanno

曲名リスト
1. 恋ニオチル音
2. Scooters
3. Colors in Bloom
4. 歌劇「ワリー」~さよなら、ふるさとの家よ
5. Art-school-hood
6. Circle line
7. So much more to say
8. Going to the sea
9. うみと魔法とぼくらの日々
10. Solus
11. あてどなき旅
12. Back in the moment
13. Love is Glowing
14. 魔法のコトバ(instrumental version~Don’t worry about the candy)
15. You
16. おくすり 赤いマフラー~浜美大裏商店街
17. おくすり 世界の森田
18. おくすり クライベイビィ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools