エリザベス:ゴールデン・エイジ
ELIZABETH: THE GOLDEN AGE
製作 2007年 イギリス/フランス 上映時間 114分
【宣伝コピー】『敵は、外にも中にも──そして私の心にも。』
監督: シェカール・カプール
製作: ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー ジョナサン・カヴェンディッシュ
製作総指揮: マイケル・ハースト デブラ・ヘイワード ライザ・チェイシン
脚本: ウィリアム・ニコルソン マイケル・ハースト
撮影: レミ・アデファラシン プロダクションデザイン: ガイ・ヘンドリックス・ディアス
衣装デザイン: アレクサンドラ・バーン
編集: ジル・ビルコック
音楽: クレイグ・アームストロング アル・ラーマン
出演:
ケイト・ブランシェット (エリザベス女王1世)
ジェフリー・ラッシュ (フランシス・ウォルシンガム)
クライヴ・オーウェン (ウォルター・ローリー)
リス・エヴァンス (ロバート・レストン)
ジョルディ・モリャ (スペイン国王フェリペ2世)
アビー・コーニッシュ (ベス・スロックモートン)
サマンサ・モートン (スコットランド女王メアリー)
トム・ホランダー
エディ・レッドメイン
アダム・ゴドリー
前作は史実を捻じ曲げ、かなり脚色してドラマチックにしあげてあるフィクション物で、それはそれで面白かった記憶がありますが、今回の作品は、エリザベスという女性の女王としての女性としての部分に焦点をあてつつ、歴史に忠実に描いた伝記作品という感じ。個人的にはどちらも満足。というのも、どちらも私が思い描くエリザベス1世にかなり近かったので。ただ、今回の作品は、歴史に忠実であるがゆえにドラマとしては地味なので、娯楽映画としての一般ウケはそれほどよくないかもしれません。エリザベスが黄金時代を築くまでの過程といっても、エリザベスの采配が何かをもたらしたということを強調するような描写をしておらず、ただエリザベスのカリスマ性みたいなものを雰囲気で伝えるように描かれているだけという伝記モノ。それでいて高尚で壮大に仕上げようという作り手の鼻息の荒さだけはしっかりと見えるので、地味なストーリー展開のわりに、大げさに煽るので、単純にドラマ性だとか娯楽性を求めている映画ファンには物足りないと感じる部分も多いのではないでしょうか。とりわけドラマにいたっては、史実に忠実であるがゆえに誰もが知ってることばかり。アルマダ海戦でスペインの無敵艦隊を破ることなんて、誰もが最初から知ってるだけに、そこに手に汗握ることもなければ、感動するようなドラマはないし、スペインとの因縁も文章でサラっと伝えているだけなので、スペインを倒すことに対する見る側の思い入れが刺激されるわけでもないので、それをあんなにたいそうに盛り上げられても。と失笑したくなる気持ちもなきにしもあらず。
アルマダ海戦に際し、戦闘服で指揮を煽るエリザベス(ケイト・ブランシェット)は、とてもカッコよくて、カリスマ度満点ですが、どこかで見たような光景といえばどこかでみたような光景だし(「ブレイブハート」のメル・ギブソンがフラッシュバックしたのは私だけ?)、その戦いの目的がスペイン軍に勝って自国を守るということしか伝わってこないし、粛清を拒むという描写はあったものの、それだけでは、人民を愛する、民を優先する素晴らしき女王という印象が強く残ったわけでもなかったので、そこに「何が何でもイングランドに勝っていただきたい!」という同情心を煽る大義名分は何ひとつ伝わってこないこともあり、それほど盛り上がる場面でも何でもなかったです。ひたすらケイト・ブランシェットがカッコよかったというだけのこと。ウォルター・ローリーへの寵愛と彼が女官のエリザベス・スロックモートンと結婚したことも、史実どおり。それも、わりとあっさりと淡々と描かれていたので、それほど手に汗握る展開でもないし、ドラマとしてもアッサリしていました。
それにしても、予想はしておりましたが、やはりケイト・ブランシェットがステキすぎる!カッコイイ〜。もう本気で惚れるわ〜。そして、メアリー・スチュワート役は、今回はファニー・アルダンじゃないのね・・・。ファニー・アルダン、大好きなので残念。あ、でも1作目でファニー・アルダンのメアリー・スチュワートは死んじゃったはずでは?しかもメアリー・スチュワートはウォルシンガムに毒殺されてた(=史実は完全無視した脚本だった)ような記憶が・・・・。
今回のメアリー・スチュワートはサマンサ・モートンだったのですが、サマンサ・モートンがメアリーってなんだかイメージが違う。サマンサ・モートンって演技は上手いけど、どうも庶民臭がただようんだな。王族ではない雰囲気なのよね。女王に仕える洗濯女とかのほうが似合いそうな感じ。とりあえず、今回は、前作と異なり、かなり史実に忠実な路線に戻そうということで、メアリー・スチュワートを再登場させたんでしょうか?エリザベスがメアリーの処刑に最後までなかなか決断を下さず渋ったというエピソードは、以前本で読んだことがあります。とにかく1は娯楽性重視で、かなり史実と違っていたと記憶しているのだけれど、その映画の記憶も史実もすでに記憶があやふや。スコットランドを旅するときに、かなりメアリー・スチュワートとエリザベス1世については勉強したんだけどなぁ・・・。(遠い目) どうせなら、メアリーとエリザベスという二人の女王の対比や対立に焦点をあてて、それだけを描いたほうがドラマとしては面白かったような気もするんだけれど・・・。最終的にエリザベスの死後、王位がメアリーの息子のジェームズに移り、チューダー朝からスチュワート朝へという皮肉のような史実はドラマとして面白いと思うんだけどなぁ。それでも、なんやかんや言いつつも、ケイト・ブランシェットがステキだったし、エリザベスという女性の魅力は伝わってきたので、私は大満足です。
エリザベス
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ikuさんも見てきたんだー。
そして、「隠し砦の三悪人」の予告編もみたとは。
私は、まだ「隠し砦の三悪人」の予告編みてないんです。
ひげもじゃのマツジュン、正視するのがこわいよ・・・。






そこで「隠し砦の三悪人」の予告編観たから、連絡しなくちゃって思ってました。
あまりエリザベス1世のことに詳しくないので、JOLLYさんのコメント見て、なるほど・・って思ってしまいました。