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Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  というか、ただの日記です。

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「テンセイクンプー(転世薫風)」DVD

先日発売された大野智主演舞台「テンセイクンプー(転世薫風)」のDVDを鑑賞。

テンセイクンプー~転世薫風(初回限定盤)テンセイクンプー~転世薫風(初回限定盤)
大野智 美波 秋本奈緒美


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テンセイクンプー~転世薫風(通常盤)テンセイクンプー~転世薫風(通常盤)
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まずはDISC1(本編)の感想。まず映像のクリアさと、カメラワークの良さに満足。舞台は生に限る!という人も多いのでしょうが、私は、空間を他人と共有するのがあまり得意ではないので(とくに鑑賞マナーの悪い客層だと、どうしても気が散る)、一人でじっくりと誰にも邪魔されることなくその世界に入り込めるという点では、映像のほうが気楽に見れたような気がしました。もちろん迫力や感動は、生舞台に敵うものなしだとは思いますが、誰にも邪魔されない鑑賞という点では、一人でDVDを見るというのもなかなか乙なのものです。そういう意味で映像化はありがたい。声は、マイクで拾っているのかな?出演者たちのセリフも非常にクリアに聞こえました。

さて、「テンセイクンプー(転世薫風)」という作品ですが、これは、「センゴクプー」「バクマツバンプー」に次ぐ、きだつよし脚本のプーシリーズ第三弾だそう。過去のプーシリーズは「センゴクプー」の初演版を映像で見たのみなので、プーシリーズを語れるほどの知識も経験もないのだけれど、今回の作品の中にも過去のプーシリーズへのオマージュ的な引用シーンが挿入してありました。「センゴクプー」は先日見たばかりなので(※参照記事こちら)、ああ、この場面かーと気がつきましたが、「センゴクプー」に登場する宣教師ヌゥベンの雰囲気が先日見た映像と微妙に違っていたのがガッカリ。初演の彼の宣教師ヌゥベンが好きだったのに・・・。「バクマツバンプー(幕末蛮風)」の場面もありました。最初が、そこから始まったので、一瞬、これって「バクマツ~」のDVDだったっけ?と勘違いした大野舞台初心者の私。

この「テンセイクンプー(転世薫風)」のストーリーは、タイムスリップ物で、現代の青年が徳川時代にタイムスリップし、大阪の陣で破れた真田軍の残党たちと行動を共にするという物語。タイムスリップ物の王道みたいなストーリーで、非常にストレートでわかりやすい子供が喜びそうなお話。ただ陳腐といえば陳腐だし、安っぽいといえば安っぽい。とはいえ、舞台演劇嫌いの私ですが拒否反応は出なかったし退屈もしませんでした。それは、演じる役者さんたちの演技が好みだったことが大きい。みんなそれぞれにチャーミングでステキだったし、鼻につくような芝居をする人がいなかったから、見ていて素直に楽しめました。何より大野君がめちゃくちゃステキだったしね。(結局、これが一番大きい。) 

ただ、あのジャニジャニした演出は、どうにかならないんでしょうか?客席に媚びるように、無理矢理挿入されたような「嵐」をネタにした笑い。そこで「Aの嵐」のポーズをする&させる理由が理解できないし、「大宮」だの「MA」だのとジャニヲタをターゲットにしたような内輪的な笑いを無理矢理挿入しているあたりが、たまらなく見苦しくて嫌。あれが作品をさらに安っぽくしていることに気づいて欲しい。しかも、そういう狙いきった笑いの場面が全然面白くないというのが寒い。あと、途中、大野君演じる薫が客席を横断するシーンがあるでしょ?あれって必要?あっても悪くないけれど、あそこで奇声を上げたり、走り抜ける大野君を触ろうとして身を乗り出したりしている痛いヲタが映りこんでいるのが、究極に見苦しくてキツイ。演劇がコンサートではないことがわからない客があんなにいるなんて、げんなり。そこで大野君に触ろうとする行為は、舞台進行の邪魔をしているという迷惑行為に他ならないことに気づいて欲しい。映りこんでる方、多いに反省していただきたいところ。

それにしても舞台で演じている大野君を、私はこのDVDで始めて見たのだけれど、想像していた以上にステキでした。この人、やはり舞台(ステージ)の人だね。コンサートでも常々感じていることだけれど、舞台(ステージ)に立ったときに放つオーラがテレビとは圧倒的に違う。姿勢から根本的に違うから、立ち姿だとか、動きだとか、全てが全然違う。舞台上で演じている役柄に普段の大野君の素の部分を投影したりする隙を与えない。発声ひとつにしても全然違う。普段は、ボソボソっと喋って「え?今、何って言ったの?」と聞き返したくなったり、カミカミなこともしばしばな人なのに、舞台だと早口の長台詞も流暢で滑舌もよい。大野君って、普段、あまり感情を表に出さないタイプの人というイメージだけれど、舞台だと感情を全身から発散させて、感情の込め方も鬼気迫るような熱演系。まさにスパーク系の芝居をなさる人なんだけれど、でもオーバーアクトだとは感じさせない、ほどよい熱演。たぶんテレビドラマや映画で、この感情表現を見せられたら、オーバーアクトでドン引きしてしまいそうだけれど、舞台演劇においては、これぐらいがちょうどいいように感じる。また劇場で見ると感じるところも違うのかもしれないけれど、こういう点も舞台向きだなーと改めて感じたり。あと、舞台上で見せる、ふとした仕草や立ち振る舞いが本当に綺麗。コンサートで踊っているときにも常々感じるのだけれど、本人が意識しているのかしていないのか、指を差すとか、手や腕を動かすときの指先にいたるまでの角度や動きが無駄のない理想的な美しい角度なのね。そのせいで、動き一つが、ものすごく舞台栄えする。これって大野君の場合、努力の上に成り立っているテクニックというよりも、天性の才能に近い気がする。努力でできる人もいるけれど、こういうのがサラリとできてしまうのは、才能なんじゃないかな。

「センゴクプー」と「テンセイクンプー」の2つを見て感じたのは、結局、きだつよしという人は、こういう侍チャンバラ物が大好きなんだなということ。そして、どちらの作品も根底にあるのは武力否定の平和主張。嵐ヲタや大野ヲタさんたちの間で「きだ舞台」と言われているものが、なんとなくわかった気がする。基本となる柱が「侍物」「チャンバラ」「武力否定」。だから、毎回毎回、大野舞台が「きだ作品」だとワンパターンだと嘆く人が多いんだろうね。この映像で見る限りでは、大野君には舞台役者としての才能があると感じたので、それだけに、一つの枠にとらわれず、いろんな可能性を見せて欲しいと願う大野ファンの気持ちがよくわかりました。

ところで、この「テンセイクンプー(転世薫風)」のDVDの初回限定版と通常版との価格差は600円。この600の差は、個展「FREESTYLE」のメイキング映像が入っている特典ディスクがあるかないか。いくら大野つながりだからって、本編と全く関係ないとも言える個展映像を、このオマケとしてつけちゃうあたり、J-STORMって会社は商売下手というか無茶なことするな。まあ、オマケにせねばならない(単品で市販化できない)大人の事情があるからなのでしょうが・・・。でも、この特典ディスク、600円以上の価値がある。ぶちゃけ、私にとっては、本編以上に楽しめた映像。大野ファンであろうとなかろうと、嵐が好きな人、大野君に好意を抱くレベルであれば、600円を惜しむ理由はないかと思います。絶対に初回限定版を買うべし!目をキラキラかがやかせて自分の個展に臨む姿は、ハンパなくステキでしたよ。この映像だけで相葉ヲタの私でも5000円出しても惜しくないと思ってしまいました。J-STORMよ、オマケにつけてくれてありがとう。

| 観劇・狂言・落語 | 19:46 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

私も舞台の大野くんが予想以上に魅力的で
楽しめました。
だからこそ、色んな舞台をやって欲しいな~って思います。

| もなか | 2008/04/07 23:11 | URL | ≫ EDIT

>もなかさん

もなかさんも御覧になられました?
舞台の大野君、予想以上にステキですよね。
大野君って、本当に「能ある鷹は爪を隠す」タイプで、
そのいろんな才能が一般に認知されていないことが非常に歯がゆい。
絵も、歌も、踊りも、芝居も、マルチに凄いのに。
いろんな舞台を経験して、その才能をもっともっと見せて欲しいです。

| JOLLY | 2008/04/08 20:16 | URL |















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