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Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  というか、ただの日記です。

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古楽入門してきました

昨夜は、いずみホールへラ・プティット・バンドのコンサートを聞きに行っておりました。フランス語の元クラスメートのKちゃんが誘ってくれたのだ。


ラ・プティット・バンド
■2008年5月29日(木)19:00  いずみホール
■出演者:
ラ・プティット・バンド 
 シギスヴァルト・クイケン
 (ヴァイオリン/ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
 サラ・クイケン(ヴァイオリン)
 マコト・アカツ(ヴァイオリン)
 アンネリース・デコック(ヴァイオリン)
 マルレーン・ティールス(ヴィオラ)
 ペーター・ファン・ヘイヒェン
 (リコーダー/ピッコロ)
 ベンジャミン・アラード(チェンバロ)

■演奏曲目:
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
       ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラ;シギスヴァルト・クイケン
A.ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 ニ長調  RV428「ごしきひわ」
       リコーダー;ペーター・ファン・ヘイヒェン
J.S.バッハ:3声のリチェルカーレ~  「音楽の捧げ物」BWV1079より
       チェンバロ;ベンジャミン・アラード
A.ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV444
        ピッコロ;ペーター・ファン・ヘイヒェン
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長 BWV1068(弦楽合奏版)
A.ヴィヴァルディ:「四季」~ヴァイオリン協奏曲集
           「和声と創意の試み」op.8より
           ヴァイオリン・ソロ;サラ・クイケン




基本的に、クラッシックのコンサート関係は、私は完全に受身な人。あまり自分で公演を調べてチケットを買って行くことがない。(っていうか、ボンヤリしていて、気がついたときには売り切れていることが多い・・・。) なので、こうして誘っていただけるのは有難い。

うちのママンは、バッハ、テレマン大好きで、ここ近年ずっと古楽にハマっており、とりわけ古楽の大御所でバッハの世界一の専門家レオンハルトやクイケン兄弟あたりのCDを片っ端から買い集めており、となると、必然的にラ・プティット・バンドに辿り付いてしまうので、我が家のCDラックには、ラ・プティット・バンドのCDが結構あるものの、私自身は、普段は古楽・室内楽は、ほとんど聞かない。ママンの好みにより、食卓のBGMになっていることは多いのだけれど、注意して聞かないから右から左へ受け流し状態。一時期、ママンに古楽のバイオリンの音と現代のバイオリンの音の違いを感じてみなさいよ!と課題のようにCDを手渡されたものの、どうも食指が動かず放置していたので、具体的に音色がどう違うのかということすら全く知らぬまま、超初心者状態で古楽入門してきました

そして、生で聞いた古楽の楽器の音色。こんなにも現代のバイオリンと違うんだ~と今更ながらに驚く。超初心者的感想で申し訳ないが、これが本当に新鮮で興味深かった。大きなホールで、たくさんのお客さんの前でも響き渡るように作られている現代の楽器と違って、小さな室内で選ばれし数名だけのために演奏することを目的で作られた当時の楽器は、全体的に小ぶりで音色も自己主張のない控え目な音色。その演奏を聞けば、自然に気持ちはバロック時代へトリップしてしまう。当時の欧州の宮廷内では、こんな風に少人数の演奏家が王様や貴族のために演奏していたんだなーなんて想像しながら音に浸る数時間。とても心地よくて優雅。

音色云々よりも、その楽器のルックスからして既に面白い。今回、シギスヴァルト・クイケン氏が演奏していた楽器ヴィオロンチェロ・ダ・スパラというものは、通称「肩掛けチェロ」と呼ばれ、ギターみたいに紐がついていて肩からかけて演奏する楽器で、今のチェロとは大きさも演奏方法も全く違う。そんなチェロで演奏されるバッハの無伴奏チェロ組曲は、今まで馴染みのある旋律でも、全く別のもののように聞こえ、とても新鮮で、これが、オリジナルなんだーと、聞くというよりも、食い入るように舞台を見てしまった。

フラウティーノという楽器も面白かった。これはソプラノ・リコーダーなのだけれど、とにかく小さくて小枝みたい。ポキっと折れてしまいそうな小さな楽器をポッチャリとした演奏家がポッチャリとした指で演奏するのが、妙に可愛い。(笑)音色は、本当に小鳥のさえずりのようで、それでいて木管の温かさみたいなものは小さいながらもしっかり出ていて、とても癒しの音色でした。
そして、最後のヴィバルディの「四季」。今まで、幾度となく耳にしたこの有名な曲も、古楽で演奏すると、こんな風になるのかーと古楽初心者としてはとても新鮮。私は、ヴィバルディの「四季」は、「夏」が一番好き。次いで「冬」。要するに短調の部分が好き。実際の季節でいうなら「春」「夏」は大嫌いなのだけれど、ヴィバルディの「四季」の「夏」って、いわゆる日本人が連想する「夏」とはちょっと違うでしょ?欧州の「夏」ともイメージが少し違ってて、短調で暗いんだよね。ヴィバルディの「四季」の「夏」って、何かとんでもないこと(嵐)が起こりそうなザワザワ感、胸騒ぎみたいなものを感じさせるような、暗くて不安げなメロディで、あの雷鳴轟く荒々しい雰囲気が妙に好きなんですが(ハエもブンブン飛んでるけど)、それを、古楽の音色でリアルに味わって帰ってきました。楽しかった~。Kちゃん、誘ってくれてありがとう。

家に帰ってから母に報告すると、とても羨ましそうに「レオンハルトは来たの?クイケンは兄弟で来たの?」と確認してきたママン。とキャスト表を見せると、「レオンハルトとクイケン兄は来なかったのね。そりゃ、そうよね。あのお年だったら、さすがに来ないわよね。ラ・プティット・バンドもずいぶんメンバーが世代交代したのね~。」としみじみ。そして、「私もヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(肩掛けチェロ)の音を聞いてみたい!」と好奇心を刺激されたママンは、早速HMVにて肩掛けチェロの音色が聞けるラ・プティット・バンドの「四季」(2006年11月録音)のCD)をお買い上げ。単純。(笑)


Antonio Vivaldi _CD 肩掛けチェロの音色が聞けるラ・プティット・バンドの「四季」
(2006年11月録音)のCDは、HMVにて取り扱いあり。
ママンは、早速取寄せ注文しておりました。











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| 音楽 | 22:48 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

私はチェンバロ大好きです。
バッハのイタリア協奏曲とかピアノとは違うんだよね~
でもこの手の曲を自分で演奏するのはとっても難しい。
チェンバロって基本的に強弱のない楽器なので、それを管楽器で演奏するとすっごい無表情になっちゃう。
でもあまり表現しすぎると、この時代の味がなくなってしまう・・・というジレンマ。
久々にCDひっぱり出して聞いてみたくなりました。

| じょにー | 2008/05/31 23:28 | URL |

>じょにーさん

チェンバロ、お好きですか?
だったら、レオンハルトのCD、絶対に気に入ると思います。

| JOLLY | 2008/06/02 11:09 | URL |















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