Je pense, donc je suis.―JOLLYの徒然日記―

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  海外旅行、フランス、映画、試写会、バレエ鑑賞、オトコマエ、母性本能をくすぐる男、猫、靴、ジェルネイル、衝動買い etc.をこよなく愛するお気楽OLの日々のつぶやき。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「レッドクリフ Part I」

昨夜は、映画生活再開第二弾ということで、先週の「ブーリン家の姉妹」に引き続き(※参照日記こちら) 、またしてもレディースデーの映画館へ友人Iさんと一緒に出かけておりました。昨夜、鑑賞したのは、三国志の有名なエピソード“赤壁の戦い”を全2部作で描いた歴史スペクタクル巨編の前編「レッドクリフ Part I」。和洋中を問わず時代劇好きな私らしいセレクトでしょう?(笑) 

red-cliff-nw3.jpgレッドクリフ Part I(2008)
原題:RED CLIFF/赤壁
製作:2008年  アメリカ/中国/日本/台湾/韓国
【宣伝コピー】『帝国が、襲ってくる。』『信じる心、残っているか。』
製作:2008年  アメリカ/中国/日本/台湾/韓国
監督:ジョン・ウー(呉宇森)

出演:
トニー・レオン: 周瑜
金城武 :孔明
チャン・フォンイー :曹操
チャン・チェン :孫権
ヴィッキー・チャオ :尚香
フー・ジュン :趙雲
中村獅童 :甘興
(特別出演)
リン・チーリン :小喬
ユウ・ヨン :劉備
ホウ・ヨン :魯粛
バーサンジャプ :関羽
ザン・ジンシェン :張飛
トン・ダーウェイ :孫叔材
ソン・ジア :驪姫
チャン・サン :黄蓋


歴史物、しかも三国志。そして監督がジョン・ウーと聞けば、あのジョン・ウー映画のツッコミどころ満点のアホアホ映画が大好きな私としてはいてもたってもいられなくなりましてね。(笑)ジョン・ウーが監督した「男たちの挽歌」「ブロークン・アロー」「フェイス/オフ」「 ミッション:インポッシブル2 」「ウィンドトーカーズ」「ペイチェック 消された記憶」どれもこれもツッコミどころ満点で、毎回、大笑い(=失笑)。とくにハリウッドに行ってからの作品は、無駄に大金をかけてスケールアップしちゃって、有り得ない度満点のアホアホっぷりもスケールアップしちゃって、たまらなくアホアホで超面白い!と思っている私としては、そんなジョン・ウーがハリウッドではなく、あえて中国語で作った映画となると、どれほどの作品なのか期待でワクワク。お決まりのスローモーションや鳩は登場するのだろうか?とか、さすがに時代的に二丁拳銃はないだろう?なんてあれこれ想像しながら劇場へ。

私の「三国志」についての知識は、小中学生の頃に子供用の本で「三国志」と「諸葛孔明」の伝記を読んだのと、アニメで見た程度の浅い知識しかありませんが、まあ漢と魏呉蜀の関係や、曹操、孫権、劉備、孔明、周瑜、趙雲、張飛、関羽等の主要キャラのイメージはある程度基礎知識として持っておりました。しかし、この映画は、そういう三国志関連の知識がゼロでも大丈夫。本編の前に、まず、漢と魏呉蜀の関係と、人間関係と役職をかなり丁寧に解説してくれるし、本編中も登場人物の横には字幕で名前と所属と役職を明記してくれるので、中国人俳優の顔に馴染みのない人でも、誰が誰だか混乱することなく、登場人物を見分けられるような工夫が施されてありました。

キャストは周瑜役にトニー・レオン、諸葛孔明役に金城武。私のイメージだと逆のほうが似合いそうなんだけど・・・。周瑜って絶世の美男子だったんでしょ?眉目秀麗というと、一般的には金城武じゃない?トニーさんって、小柄だし、オトコマエっていうよりも・・・・(以下自粛)。

で、映画の内容はどうだったのかと申しますと。

うーーーん、どうでしょう?(笑)

とりあえず、どんな映画?かというと、チャン・イーモウになりたかったジョン・ウーがチャン・イーモウみたいな映画を作ってみたけど、やっぱりジョン・ウーはジョン・ウーだった・・・・。みたいな感じの作品。(苦笑) 

とにかく、リアリティだとかドラマチックなストーリー展開を重視する人にはオススメできません。というのも今回の作品、2部作の前半ということで、本当に赤壁の戦いへの導入部分だけで終わっており、2時間半かけた壮大なる予告編みたいな内容で終わっています。登場人物の人柄を一人一人エピソードを交えつつ紹介することに手いっぱいなのはわかるけれど、その人物紹介のエピソードの部分が無駄に間延びしていて、あってもなくてもいいようなシーンも多く、そのあたりをカットしたら、もっとテンポアップできて2部作にせずにすんだのではないのか?と思うぐらいに無駄にダラダラと長い。とくに、周瑜と小喬のベットシーンなんて、いらんだろ、それ。(笑) 母ちゃんの井戸転落死のエピソードも不要。流れ矢にでも当たってあっさり命を落してくれれば手短にすんだものを・・・。といった感じで、いちいち、「このシーン、いらないよなー」と思うことが多く、無駄に長いという印象でした。

そもそも、この映画は、歴史ドラマではなくて、戦争映画なんだよね。そこが、イーモウになれなかったジョン・ウーと表現した所以なのですが、作り手が見せたい部分が、ドラマより戦闘シーンであるということを覚悟して劇場へ行かないと、かなり肩透かしを食らうかも。やたらと「シャー(殺)! 」「シャー(殺)! 」と叫ぶ声が耳に残り、血潮が飛ぶ映画ですから。とにかく、三国志のストーリーなんてそっちのけで、ただひたすらにジョン・ウー節を愛する人(私を含む)向き。私の場合は、相変わらず健在なジョン・ウー節にニヤニヤが止まらず、大笑い(=失笑)の連続で超オモローでしたけど。「スローモーション、キターーーーッ!「鳩キターーーーッ!」「2丁槍キターーーッ!」みたいな。(笑) だって、赤ちゃんを包みに入れて背負って戦場に一人で乗り込んでいくんだよ。で、赤ちゃんが無傷って、どんだけー。(笑)一人で100人ぐらいの敵をなぎ倒したりするのも当たり前だし、ありえねー度満点で、もう面白くて、面白くて。でも「三国志」って本でもそんな感じだから、まんざら映画が悪いわけじゃないんだよね。本の中でも、一人で何百人と戦って平気だったりする豪傑だらけだし。

キャスト陣ですが、超絶オトコマエで惚れ惚れしたのは孫権役のチャン・チェン。孔明と周瑜以外のキャストを全くノーチェック状態で劇場へ行ったので、孫権が画面に出てきた瞬間に、「えーーー!?孫権ってチャン・チェンだったのー!?!?チャン・チェンったら、相変わらずオトコマエ〜。」と目がハート状態でした。金城武の孔明は、天才軍師になんて全く見えないながらも、戦場での独特の飄々としたオーラはそれなりに存在感があり、とりあえずオトコマエで笑顔がステキだからもうOK。それに北京語で喋ってるし。私として辛かったのは、やはりトニー・レオンの周瑜。室内にいるときは、まあそれなりにカッコよさげに見えていたから気にならなかったのだけれど、戦場に出た瞬間


「うわっ、周瑜、小っちぇ〜」


と涙が出そうになりました。そして、ジェット・リー?みたいなカンフー体勢で周瑜が戦いだしたら、「トニー・レオンのアクションって、やっぱりヘナチョコなんだよなー。」とさらに涙が出そうになりました。あと、声ね。やっぱりというか、案の定というか、今回もしっかりと吹き替えられておりまして、なんだか寂しい。広東語圏に生息していたトニーさんは、やっぱり北京語はダメなのね・・・。あと、哀愁を誘ってくれたのは、ものすごい好々爺な劉備。人望厚い人柄としては描かれているものの、一国の主的な貫禄が何もないというのが、なんとも・・・。(苦笑)

それにしても、この映画を見ているうちに、いっそのこと、トムちん(=トム・クルーズ)とニコちゃん(=ニコラス・ケイジ)とトラちゃん(=ジョン・トラヴォルタ)、ついでにクリちゃん(=クリスチャン・スレーター)、りんちぇ=ジェット・リー、チョウ・ユンファあたりも投入して、もう思いっきり戦わせても面白そうー、っていうか、もうこの状態だったら、フラっと出てきても違和感を感じないかもーとか思ってしまった私は、完全に「三国志」の世界を逸脱し、ジョン・ウーの作り上げる荒唐無稽アクションの世界に身をゆだねながら鑑賞していたようです。そんな風に割り切って見るなら、けっこう笑えて面白い映画でございました。ちなみに、2009年4月に公開される第2部も見に行きまっせ。大笑いさせてもらわなくちゃね。

あと、もう一つ最後の最後に大笑いしたのが、劇場前売り券のオマケ。孔ピー&周ピー(※孔明、周瑜、それぞれのコスプレをしたキューピー人形)、って完全にウケ狙いだよね?あと曹ピー、孫ピーとかもあるみたい。画面に孔ピー、周ピー、曹ピー、孫ピー etc.が映し出された瞬間、劇場は大爆笑の渦になっておりました。そんなところも含めてオモロー!な劇場鑑賞。違った意味で楽しんできたので満足。(笑)

レッドクリフ Part I コレクターズ・エディションレッドクリフ Part I コレクターズ・エディション
トニー・レオン, 金城 武


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]
トニー・レオン, 金城 武, チャン・フォンイー, チャン・チェン, ジョン・ウー


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

レッドクリフ Part I ブルーレイ [Blu-ray]レッドクリフ Part I ブルーレイ [Blu-ray]
トニー・レオン, 金城 武, チャン・フォンイー, チャン・チェン, ジョン・ウー


Amazonで詳しく見る
by G-Tools




私が子供の頃に読んだのは、たぶんコレ。

三国志〈上〉 (岩波少年文庫)
三国志〈上〉 (岩波少年文庫)
小川 環樹 武部 利男

関連商品
三国志〈中〉 (岩波少年文庫)
三国志〈下〉 (岩波少年文庫)
水滸伝 中 新版 (2) (岩波少年文庫 542)
水滸伝 下 新版  岩波少年文庫 543
水滸伝 上 新版 (1) (岩波少年文庫 541)
by G-Tools



大人用いろいろ

文庫版 三国志完結セット 全13巻+読本文庫版 三国志完結セット 全13巻+読本
北方 謙三


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治

関連商品
三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38))
by G-Tools

三国志の英傑たち (時代小説文庫)三国志の英傑たち (時代小説文庫)
北方 謙三


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


| 映画 | 21:49 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT