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Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  というか、ただの日記です。

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ベジャールの「M」を観てきました

昨日、東京文化会館にて東京バレエ団の「M」を鑑賞してきました。「M」という作品は、私はNHKで放映された初演時の映像を見たことがあるだけで、実際に生で見るのは初めてなのですが、この「M」という作品は、私自身がモーリス・ベジャールという人を知る上で忘れられないほど強烈な感動を与えてくれた作品であり、とにかくベジャールという振付家の才能と偉大さを実感させられた作品だったので、小林十市さんのダンサー復活も含めて生で鑑賞できることを非常に楽しみにしておりました。で、実際に生でみた「M」は、期待どおり。ただただ感動の時間でした。まず、ベジャール作品を踊る十市さんをもう一度観れたことが本当に大きな喜びであり、感動であり、でもそれだけじゃなくて、他のキャストの方々、とりわけ初演時と同じメンバー多数で再演できているという事実。ベジャールさんの亡き今も、こうやってベジャール作品がしっかりと躍り継がれて存在している事実、ベジャールさんはこの世にもういないけれど、この会場にベジャールの世界がしっかりと存在していて、ベジャールの魂は受け継がれている、そういう事実を肌で感じれたことが非常に感動的でした。私が鑑賞したのは土曜日(初日)の公演だけだったのだけれど、初日の公演は、とりわけ初演時のキャストが多く、皆さん初演時より年を重ね、肉体的には衰えもチラホラみえたりもしたのだけれど、その分、年齢を重ねたからこその奥行きみたいなものも感じられて、本当に見て良かったと思える作品でした。十市さんの踊りを生で見ると、ひとつひとつに十市さんらしさ、ベジャールらしさを感じては、ダンサー復活をジワジワと感動させていただきました。あと、個人的に印象的だったのが聖セバスチャン役の長瀬さん。初演時の聖セバスチャンは首藤さんで、首藤さんの聖セバスチャンはネットリとした色気を帯びた強烈な印象の存在でしたが、長瀬さんの聖セバスチャンは首藤さんの聖セバスチャンとはまた印象が異なり、若々しさに溢れたとても爽やかな印象の聖セバスチャンで、これまた独特の存在感を放っていたので、作品の中で三島少年が憧れるという設定にこちらはこちらで別の説得力があって、とても効果的だったし踊り自体も美しくて印象的でした。作品を観た後は、ベジャール作品を愛する仲間たちと打ち上げをして、今日見た作品について語り合い、妙に充実した一日でした。本当に上京してよかった~。

| バレエ | 23:59 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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