Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  というか、ただの日記です。

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「プラチナデータ」

遅ればせながら劇場にて「プラチナデータ」を鑑賞。東野圭吾の原作は読了済。


劇場にあった看板

platinum_data.jpg「プラチナデータ」
【製作】2012年 日本  
【上映時間】 134分
【監督】 大友啓史
【原作】 東野圭吾 『プラチナデータ』(幻冬舎刊)
【脚本】 浜田秀哉
【出演】
二宮和也 :神楽龍平/リュウ
豊川悦司 :浅間玲司
鈴木保奈美 :水上利江子
生瀬勝久 :志賀孝志
杏 :白鳥里沙
水原希子 :蓼科早樹
遠藤要 :戸倉稔
和田聰宏 :蓼科耕作
中村育二 :那須真之
萩原聖人 :神楽昭吾

【宣伝コピー】
『この愛さえも、DNAで決まるのか。』
『彼は天才科学者だった。
 連続殺人犯のDNAが自分と一致するまでは――。 』




原作がすごく面白かったので映画も楽しみにして劇場へ行ったのですが、





いやー、びっくりするほど


ツマラナカッタヨ……orz





あんなに面白かった原作を、よくぞここまで改悪したもんだ。(苦笑)内容は後半から原作とは全く異なります。主要登場人物の性別を原作と入れ替えてキャスティングした段階でイヤな予感はしたんだけれど、その悪い予感が当たってしまった感じ。原作に手を加えすぎて失敗しちゃった見本みたいな作品でした。もったいない・・・。っていうか、原作に手を加えた部分が陳腐で蛇足にしか思えないんだよね。とってつけたような「母性」だとか。ただ単に私の感性に合わないだけなんだろうか?(苦笑)

原作は、夢物語みたいなSFファンタジーでありながら、それでいて妙にリアリティや説得力があるというのが面白かったのですが、この映画はなんだか全てに妙にリアリティと説得力がない。(苦笑) 逃亡シーンに力をいれすぎて、なぜ逃亡しているのか、何のために逃亡しているのかも浅いし、どんなにアクションシーンに力をいれても、所詮邦画レベルで逆にショボいせいか、はたまた精神的な部分を描ききれていないからか、ちっともハラハラドキドキしない。「アルゴ」をみた後なだけによけいに緊迫感が薄く感じてしまった。(苦笑)

そもそも肝心の犯人の殺人の動機もイマイチ説得力がない。肋骨を一本抜くという猟奇的な部分も、最後のオチもなんだかなぁ・・・。(苦笑)しかも陶芸家の父の事件のトラウマも二重人格も結局解決してないよね? しかもなんだか殺人肯定みたいな仕上がりになってるし。やはり殺したらダメでしょ。なんで原作を変えちゃったんだろう。(苦笑)

あと、答えや考えを押し付けてくるような説教くさい作風なのも好みじゃない。もっと見た人の感性に委ねていいと思うのだけれど。疑問を提示するだけで十分メッセージも伝わると思うのに、答えまでセリフにして作り手側から一方的に押し付けてくるような感じがして、あまり好きになれなかった。

キャストは、豊川悦司の浅間が意外にもよかった。私が原作から抱く浅間のイメージと全く重ならない人だったから(私のイメージは高橋克実みたいなタイプだったからトヨエツだとカッコよすぎると抵抗があったから)期待していなかったのですが、寡黙で行動力があるトヨエツの浅間は魅力的でした。神楽とリュウは、二宮和也なら二人を演じ分けるのはお茶の子さいさいだろうなと思っておりましたが、本当にお茶の子さいさい状態で演じ分けておられました。神楽とリュウ、ふたりが対峙するシーンのリュウのピュアな表情だとか、神楽の鼻持ちならない雰囲気はさすが。女性陣は…なんで水原希子と鈴木保奈美だったんだろう。(苦笑)水原希子にセリフをしゃべらせなかったのは正解だと思うけれど、おかげでスズランは全く出てこない。(苦笑)二宮との2ショットもあまり似合わないし、なんだか残念。

それにしても杏と豊川悦司のスタイルの良さに惚れ惚れ。この二人(&水原希子)と同じフレーム内におさまるちんまい二宮和也の勇気に拍手。ちんまいのに存在感で負けていないのは流石でした。(苦笑)

とりあえず、いろいろと残念な作品でした。映画を見るよりも原作を読むことを強く勧めます。

| 映画 | 03:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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