Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  旅行、フランス、映画、試写会、バレエ鑑賞、クラッシック音楽、オトコマエ、母性本能をくすぐる男、猫、靴、ジェルネイル、食べ歩き、衝動買い etc.をこよなく愛するお気楽OLの日々のつぶやき。

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「海洋天堂」

公開前に予告を見て、ジェット・リーがアクションを完全封印して挑んだ渾身の文芸作品だということで、ぜひ見たい!と思っていたものの、劇場で観る機会を逃し、その後レンタル屋さんで探してみるも最寄のレンタルショップには置いていなくて、そのまま諦めて数年…。すっかり存在すら忘れつつあった頃、たまたまNHKのBSで放映することを知り、慌てて録画鑑賞しました。

「海洋天堂」
【原題】海洋天堂
【製作】2010年 中国
【監督】シュエ・シャオルー
【出演】
ジェット・リー(ワン・シンチョン)
ウェン・ジャン(ターフー)
グイ・ルンメイ(リンリン)
ジュー・ユアンユアン(チャイ)
カオ・ユアンユアン(ターフーの母)
ドン・ヨン(水族館館長)

by カエレバ




自閉症の息子を男手一人で育ててきた父親がガンで余命わずかだと告知され、自分の死後、障害を持つ息子が一人で生きていけるようにと、残された時間の中でひとりで生きる術を息子に教えていくという物語です。あらすじだけきけば、お涙頂戴系の重たい映画のように思えますが、お涙頂戴系にありがちなあざとさは無く、真摯に作られた良質の作品で、そこまで重いテイストでもなく、地味ではあれど美しくて温かい作品。ただ、現実はここまで温かくて優しい環境ばかりじゃないよねって社会に投げかける問題は重くのしかかってはくるのだけれど・・・。(苦笑)

ガンで余命宣告されている父親の勤務先が水族館なので、水族館や海の生き物がたくさん出てきます。小さい頃から父の職場についていき、水槽の中で魚たちと泳いで育った自閉症の息子は泳ぎが得意。「お父さんは海亀だよー、海亀になるんだよー。」と手作りの亀の甲羅をつけて泳ぎながら、息子に言い聞かせる父が健気で、父の死後も海亀を見るたびに嬉しそうな顔をする息子の姿にじんわりと目頭が熱くなりました。

もともとジェット・リーのアクションが大好きなのですが、アクションを封印しても通用する俳優さんだよね。無言のシーンの説得力があって、父の愛と悲哀がとても伝わる演技で、観れて良かったと思えた作品でした。

| 映画 | 19:40 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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