Je pense, donc je suis.

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり。)  旅行、フランス、映画、試写会、バレエ鑑賞、クラッシック音楽、オトコマエ、母性本能をくすぐる男、猫、靴、ジェルネイル、食べ歩き、衝動買い etc.をこよなく愛するお気楽OLの日々のつぶやき。

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韓国ドラマ「カクシタル」

韓国ドラマ「カクシタル」を見ました。お目当ては主演のチュウォン様。漫画原作のドラマだそうで本国では高視聴率ドラマだったようです。舞台が1930年韓国。日本が朝鮮を占領していた時代(いわゆる大日本帝国の時代)の朝鮮人のヒーロー、カクシタルを描いた作品。なので朝鮮側からみれば「占領軍(大日本帝国)=憎き敵」として描かれていて、占領されている朝鮮人たちが憎き敵に立ち向かっていく様子を愛国心満点の内容で描いているため、日本側から見ればその内容が反日であると捉えられていたりもする作品ですが、漫画原作ゆえの軽さもあるせいか良い意味で大日本帝国の描写にリアリティがなくて(製作側はリアルに作ったつもりなんだろうけれど)、そこが逆に面白かったです。

日本人が強者(支配する側)、朝鮮人が弱者(支配される側)として描かれており、占領下での日本人による朝鮮人への迫害だったり、それに立ち向かう人々を描いているため、内容的には重くて暗い内容ではありますが、アクション満載だし、原作がヒーロー漫画ゆえ、内容もいろいろとマンガ的な軽さがあり、突っ込みどころも満載で、いろんなところが漫画的でリアリティがなくなっている分、重くて暗い内容が中和されている感じがしました。見ていて楽しい気分になるドラマではありませんが、物語の展開はとても面白かったし、アクションシーンも満載なので目で楽しめる部分もたくさんありました。

物語には大日本帝国の官僚たちに立ち向かう元祖カクシタルと、そのカクシタルの後を継いで2代目カクシタルなるヒーローが登場するのですが、2代目カクシタルがチュウォン様。大日本帝国に忠誠を誓う熱血巡査だった男が2代目カクシタルになるまでの話と朝鮮人のヒーローであるカクシタルになってからも大日本帝国の巡査として二重生活をしているため、いつ正体がバレるのか!?みたいなハラハラする展開も見所。

カクシタルは変身(変装)ヒーローで、ちょっと滑稽なお面(花嫁さんのお面らしい)姿で鉄笛1本で戦うキャラクターなんですが、そのお面姿のせいでヒーローなんだけれどカッコいいんだか悪いんだかみたいな風貌ゆえ、そんなカクシタルが大日本帝国をコテンパンにしても、どこか滑稽に見えて笑えてしまうという・・・。


どう見てもカッコよくないお面姿。(苦笑)

しかも変身ヒーローなんだけれど、毎回どこで着替えてるねん!どこからお面を持って来たんだ?とツッコミたくなるぐらい漫画的なので、ピンチになると即座にお面をかぶって現れるし、馬にのって山に去って行ったくせに、あっという間に私服に着替えて職場に戻ってきたりするしで、本当にいろいろ突っ込みながら見ると面白いです。

あと韓国人俳優が日本人を演じているため、日本語の発音も不正確ゆえツッコミどころが満載で妙に面白かった。韓国語には「ざ・ず・ぜ・ぞ」はない音らしく、一般的にこれらの音を韓国人が発音すると「じゃ・じゅ・じぇ・じょ」になりがちで、「ありがとうございました」は「ありがとうごじゃいました」になってることが多かったり、「つ」の音も「ちゅ」になってることが多い印象なのだけれど、このドラマ内でも日本人が集まって「天皇陛下万歳!」って叫んでるシーンで大勢の人が「ばんざい」が「ばんじぁい」になっていたりするあたりが妙に滑稽でした。発音もさることながら日本語のアクセントなんかも違うんだよね。木村俊二(パク・ギウン)が言う「佐藤宏」(チュウォン演じるイ・ガントの日本人名)のアクセントが毎回「さっとうひろし」になっていて、しかもその「さっとうひろし」は主人公(=チュウォン)なので頻繁に登場するため、「さっとうひろし」のセリフが出てくるたびに毎回笑いそうになりました。「さっとうひろし」のおかげで、めっちゃ凄んだ顔をしていても可愛くてしょうがなかったパク・ギウンの木村俊二でした。(笑)  あと、その佐藤宏の部下の阿部がドラマ「王の顔」の光海君の腹心の部下ヨンシンを演じていた俳優さんで、佐藤宏に尽くす姿が光海君に尽くすヨンシンと重なってしまい、また木村俊二の兄はドラマ「王の顔」の臨海君の俳優さんだったしで、妙に「王の顔」を思い出しながら見ておりました。

ツッコミながら見ていたとはいえ、やはり内容というかテーマは重いし暗いです。拷問シーンも多いし気が滅入る場面もけっこうあります。そしてチュウォン演じる朝鮮人イ・ガントが日本人の佐藤宏として生きることを選ばなければならなかった背景は切ないし、ガントの家族の話もせつないし、木村俊二とイ・ガントの友情もせつないし、モクタンを巡る恋物語もせつないしで、チュウォン演じるイ・ガント(佐藤宏)は、とにかくこれでもかというぐらいの不幸の連続の可哀相な人ゆえ、せつないチュウォンが見れます。チュウォンは熱演。毎回イメージが全然違う俳優チュウォンはやはりステキでした。このイ・ガントのキャラなんて素のチュウォンからは全く想像できないぐらいのキャラだし。カクシタルのときの風貌は滑稽だけれど白い制服姿はスタイル抜群で惚れ惚れします。

一番のお気に入りシーンは木村俊二とイ・ガントが自転車二人乗りして農道の真ん中で止まって2人がそれぞれ別の理由で泣いてるこのシーン。二人揃って可愛かったです。





パク・ギウンとチュウォンの対決というか組み合わせ、とても良かったです。木村俊二(パク・ギウン)もただの悪役ではない魅力がありました。純朴な教師のときの顔とのギャップも良かったし。役から離れたらワチャワチャ仲良しなのも癒された。(笑)ワチャワチャしている姿が妙に可愛い。




あ、そういえば終盤にサーカス団の意地悪娘の弟役(=騙されて学生兵に召集される青年というチョイ役)でパク・ボゴムも出ていました。このチョイ役から数年後には「のだめ」でチュウォンの恋敵役を演じるようになるんだから、彼もここからジワジワと出世したのね・・・。

韓国ドラマ「カクシタル」(全28話)
【製作】 2012年 韓国 KBS  
【監督・演出】ユン・ソンシク/チャ・ヨンフン
【脚本】ユ・ヒョンミ
【キャスト】
イ・ガント (佐藤宏):チュウォン
モクタン:チン・セヨン
イ・ガンサン:シン・ヒョンジュン
チェ・ホンジュ:ハン・チェア
木村俊二:パク・ギウン

by カエレバ

この制服姿の背中がカッコイイ!!!(はぁと)

| ドラマ | 08:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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